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0466-47-7606みなさん、こんにちは。
寒暖差のある日が続きますが、体調など崩されていないでしょうか(*_*)
今回は、禁煙の1つのきっかけとなるように、タバコと歯周病について解説いたします。
歯周病(歯槽膿漏)とは
歯周病とは、歯垢 (プラーク)中の細菌によって、歯肉に炎症が起こり、歯を支えている顎の骨が徐々に溶けてしまう病気です。進行すると、歯がグラグラと揺れ始め、最悪の場合、歯が抜けてしまいます。現在では、中高年以降に歯を喪失する主な原因となっています。
タバコと歯周病には深い関係があり、喫煙は歯周病のリスクを高めます。
日本臨床歯周病学会によると、歯周病になるリスクは、「1日に10本以上の喫煙では5.4倍」10年以上の喫煙では4.3倍に上昇するとの報告があります。
ではタバコに含まれるどのような物質が関係するのでしょうか?
①ニコチン
ニコチンは血流を阻害する作用、血管を収縮する作用があり、歯ぐきの血流が悪くなってしまいます。その結果、歯ぐきに十分な量の栄養素や酸素が行き渡らなくなります。
ニコチンは歯にヤニとして蓄積するため、口臭への影響と、ニコチンの毒素が常に口腔内の組織に作用します。
②一酸化炭素
一酸化炭素は身体の酸素不足を起こす作用があります。その結果、体の組織は、いわば酸欠のような状態になってしまいます。
喫煙により歯肉の血管収縮、そして酸素不足により歯肉は貧血状態になります。そして、歯肉の創傷治癒の低下(傷が治りにくい状態)が起こっています。
そのため歯周病の治療を行っても、非喫煙者と同等の良好な結果は得られず、喫煙者は治療効果が得られにくいです。
また、歯周治療だけに限らず、インプラント治療に関しても治療の予後に対する悪影響が認められています。
このほかにもタバコには様々な有害物質や、発がん性物質が含まれています。
喫煙のリラックス効果というメリットもありますが、デメリットのほうが多いとされています。
現在喫煙をされている方も、喫煙をされない方も、タバコについての知識を深めていきましょう☺
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