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2024/4/16

キシリトールって?

こんにちは!だんだんと暖かくなり、もうすっかり春日和ですね!

今回はキシリトールについてお話していきます。


キシリトールとは虫歯予防の成分として、ガムなどによく含まれています。

実際にはキシリトールとはどのようなもので、どのような効果があるか皆さんご存知ですか?

 

キシリトールとは、野菜や果物に含まれている自然の甘味料で、虫歯予防の効果が確認されています。。

砂糖と同じ甘味度を持っており、口腔ケアを目的とした食品の甘味料に多く使用されています。

キシリトールは、以下の作用が期待できるとされています。

 

①むし歯を予防する

キシリトールには虫歯を予防する効果があることが実証されています。

むし歯を予防すると考えられる理由は2つあります。

1つ目はミュータンス菌に酸を作り出させないことです。

一般的な糖は、人体に入るとミュータンス菌が分解し酸を作り出します。

生成された酸によって歯が溶け、虫歯を引き起こすことにつながります。

それに比べキシリトールは、ミュータンス菌が分解できない甘味料のため、酸を作り出すことなく、虫歯にならないとされています。

 

2つ目はミュータンス菌の働きを弱める効果があることです。

分解できないキシリトールを取り込むことで、ミュータンス菌の働きはだんだん弱まっていきます。

長期にわたってキシリトールを摂取することで、ミュータンス菌が繁殖しにくくなり、虫歯ができにくい状態になってきます。

ただし、キシリトールが入ったガムなどには、多くの場合ほかの甘味料も含まれています。

ほかの甘味料は酸を作り出すため、キシリトールガムを食べたからといって、虫歯に必ずしもむし歯にならないわけではありません。

キシリトール入りガムを購入する際は、できる限りキシリトール100%配合のものがおすすめです!

 

②歯の再石灰化の促進

お口は日常的に虫歯を防ぐために、唾液によって酸で溶かされた歯の表面を元に戻す作用があります。

これを「再石灰化」といい、これによって歯が溶かされ続けてしまうことを防がれています。

しかし、酸があまりに多く発生すると、再石灰化が間に合わず、虫歯になってしまいます。

例えば、おかしをだらだら食べたり、ジュースばかり飲んでいるとこれが起こります。

 

キシリトールは甘味料であるため、口腔内に入れると味覚を刺激し、唾液が分泌されやすくなります。

加えてキシリトールガムを噛んだ場合は、よく噛むことでさらに唾液が出やすくなります。

キシリトールは唾液の分泌を促す働きがあり、それによって再石灰化が促進する作用が期待できます。

 

 

今回は、キシリトールは虫歯予防の効果があることについて説明をしました。
しかし、キシリトールを摂取していれば虫歯にならないわけでも、虫歯が治るわけでもありません。
同時にミュータンス菌が好む糖を含む食品を摂取していると、虫歯になってしまう可能性もあります。

キシリトールはあくまでも補助的な予防であって、虫歯をきちんと予防するには毎日の歯磨きや定期的なメンテナンスが大切です。

キシリトールを摂取しつつ、日々のブラッシングもなどもしっかり行うようにしましょう!

 

 

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