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0466-47-7606こんにちは!
11月に入り段々と寒さが厳しくなってきましたが、いかがお過ごしでしょうか?
今回は妊娠期の口腔ケアについてお話していきます!
妊娠中は女性ホルモンが増えることで口腔環境が変化し、お口のトラブルが起きやすい時期です。
「妊娠すると歯周病になりやすい」、「出産すると歯が悪くなる」という話はよく聞かれたことがあると思います。
確かに、妊娠によってむし歯や歯周病のリスクは高くなりますが、適切なお口のケアによって予防することも可能です。
妊娠時に見られやすい歯やお口の症状
・気分が悪く、歯みがきができない
・歯肉に腫れや出血がある
・歯や歯肉に痛みがある
・唾液の量、質に変化
・口臭がある
・食べ物の好みが変わった
・食事やおやつの回数が増えた、等々…
妊娠中は、こういった食生活の変化や口腔ケアの問題からむし歯や歯肉炎になりやすいため、普段以上に気を付けてもらうことが大切です。
妊娠中は女性ホルモンの急激な増加によって歯周病菌が増殖しやすくなり、歯ぐきの炎症や出血が起こりやすくなります。
特徴的なお口の変化では妊娠性歯肉炎などがあり、炎症が歯茎に限られる歯肉炎から、歯を支える骨を減少させる歯周炎になり、早産などのリスクにもなるため注意が必要です。
食事や間食の回数が増加する影響で、歯みがき週間が乱れてしまい、口腔ケアが不足しがちになり口腔環境が悪化しやすくなります。
食後に歯磨きやうがいをこまめに行うようにしましょう。
食べ物の好みも変わりやすいため、糖分の多い飲食物や酸っぱい物をだらだら食べることは控えて下さい。
「つわり」の時には、できるだけ気分のよい時に歯磨きを行い、磨けない時はぶくぶくうがいをしましょう。
歯磨きがつらい方は、歯ブラシのヘッドを小さいものに変えてみる(タフトブラシ等)、臭いの強い歯磨き粉は避ける、下を向いて歯磨きをするなど、工夫して歯磨きしてみましょう。
歯磨き粉の匂いや味が気になるようであれば、水だけでも大丈夫ですので、できるだけ毎日歯磨きをすることが大切です。
歯ぐきが腫れている部分は出血しやすいのため、歯ブラシを避けてしまう方も多いのですが、むしろ磨かないでいるとさらに悪化していってしまいます。
強く磨いてしまうと出血してしまいますので、優しい力で長い時間をかけて磨いてください。
このように妊娠中の口腔ケアには注意が必要です。
生まれてくるお子さまのためにもお口の中の状態を健康に保ちましょう!
そして、妊娠中もそうですが、出産後のケアも同じく重要です。
出産後は育児による多忙で自分の口腔内には無頓着になりがちですので、より一層気を付けて磨きましょう。
最後に日々の口腔ケアも大切ですが、それだけでは落としきれない汚れもあります。
妊娠性歯肉炎の予防も、普段のセルフケアと歯科医院でのプロフェッショナルケアが大切です。
特に歯や歯ぐきに問題はなくても、ぜひ一度歯科医院に受診してみてください!
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