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2023/3/29 治療について

抜歯後のドライソケットについて

こんにちは!

今回は抜歯後のドライソケットについてお話したいと思います。

ドライソケットとはその名の通り、抜歯した後に抜歯した穴が乾いてしまっている状態を指します。
どういう状態かと申しますと、歯は歯槽骨といって骨の中に埋まっていますが、抜歯した場合その骨が露出します。通常は治癒過程においてその露出した骨の上に血餅(かさぶた)が出来て、歯肉がかぶさってくることで治癒していきます。しかしながら、何らかの理由で血餅ができないことによって抜歯した穴が露出してしまうのです。露出した状態が長く続きますと、口腔内は細菌が多いので露出した骨に細菌が感染して炎症を起こしてしまうのです。この抜歯後感染を起こした状態がドライソケットという状態です。

 

ドライソケットかな?っと思ったら・・・

・抜歯後1週間経過しても、痛みがずっと続いている。痛みが強くなってきた。

(痛みが続いていても、痛みが減少している感覚があればほとんどの場合、問題ありません。)

このような症状が続いている場合はドライソケットの可能性が高いです。
ドライソケットになった場合、自然治癒は難しいことが多いです。早めの受診をおすすめします。

ドライソケットになってしまうと痛みが強く、つらいものです。なるべくドライソケットになりたくないですよね。ドライソケットにならないための予防法、ドライソケットになった場合の治療法についてお伝えします。

 

ドライソケットの予防
〜ドライソケットにならないために患者様ができること〜

抜歯窩を触らない・・・気になっても触らないこと。ブラシなどでも血餅も簡単に剥がれてしまいます。

・口をゆすぎすぎないこと・・・血餅が剥がれてしまいます。血が滲んできて気持ち悪くても我慢して下さい。

・清潔に保つこと・・・お口の中を清潔に保つこと。

・禁煙・・・おタバコはお控え下さい🚭タバコには血管の収縮作用があります。血管収縮により出血が少なくなりすぎることで、血餅ができにくくなります。

 

ドライソケットの治療

ドライソケットになってしまった場合の治療ですが、経過によっては患部に対し、処置も必要となります。
最終的には、麻酔を施し、外科的に出血を促します。再度出血をさせることで血餅の形成を促します。

抜歯後、ドライソケットかも?と心配になりましたら不安なままにせず、お気軽にご連絡ください☏

 

                

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